
アラサーで留学やワーホリに行くのは遅い?
帰国後のキャリアはどうなるの?
こんな不安をお持ちの方は多いのではないでしょうか。
実際、私も社会人になってから留学へ行こうと決めた時は、本当に英語が話せるようになるのか、将来のキャリアなど漠然とした不安でいっぱいでした・・。
でも思い切って会社を辞め、フィリピン留学&カナダワーホリを経て、約1年でTOEIC905点を達成。
今ではフリーランスとして、夢だった英語を使う仕事や海外留学に関わるお仕事をしています。
この記事では、英語初級のアラサー社会人だった私が、フィリピン留学・カナダワーホリを経て、どのように英語力を伸ばし、TOEIC905点を取得できたのか。実際に行った5つのステップをすべて公開します!
はじめに:アラサーOLが留学&ワーホリを決意した理由
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当時、私は26歳の普通の会社員で、仕事でも英語を使う機会はゼロ。
毎日早朝から深夜まで働く生活の中で、「私、このままでいいのかな・・」というモヤモヤを抱えながら過ごしていました。
そんな中、ずっと気になっていたのが「海外に住んでみたい」「英語が話せるようになってみたい」という昔からの夢。
そこで、社会人として貯金も貯まってきたタイミングで、思い切って会社を辞めて留学&ワーホリに挑戦することを決めました。
会社退職&ゼロから海外への不安
もちろん、不安は山ほどありました。特に「会社を辞めること」への抵抗は大きく、周りの友達はキャリアを積んでいるのに、私は仕事を辞めてゼロからのスタート。事務職なのでこれといったスキルやキャリアもなく、「本当にこれから大丈夫?」という気持ちはずっとありました。
でも、今行かなかったら絶対後悔すると思い、不安よりも「挑戦したい」という気持ちを優先することに。同時に、せっかく行くなら何か目に見える成果を持ち帰ろうと、「帰国までにTOEIC900点獲る!」という目標を決めました。
渡航前の私の英語レベル
留学前には、高校レベルまでの英語は学んでいたものの、英会話はほとんどできず、外国人に道を聞かれてもなんとかジェスチャーで伝えられる程のレベル。
当初は渡航前に予習をしっかりやろう!と意気込んでいたものの、日々の生活が忙しくほとんど事前の勉強はできず。結果、出発前のTOEICはなんとか500点台といったところでした。
STEP1:フィリピン・セブ島で留学【2カ月】


1日10時間以上の勉強漬け生活
英語初級レベルだった私がまず選んだのは、フィリピン・セブ島の語学学校での2カ月留学。
セブの語学学校では、平日は1日10時間以上の勉強が当たり前。1日にマンツーマン授業を5コマ、グループレッスン2コマ、夜は選択クラス+自習といった日々で、朝から晩まで英語漬けの生活でした。
スピーキング中心のレッスンだったので、習った英語を実際のレッスンでどんどんアウトプット練習できる環境で、英語力が毎日ぐんぐん伸びていくのを感じました。


フィリピン留学後の英語力の変化
1日の授業だけでも十分ハードでしたが、私はそれに加えて毎日2〜3時間の自主学習をしていました。た。
結果、入学時に初級レベルだった私の英語力は、卒業時のテストではなんと「中上級」程度までアップ。
2カ月でスピーキング力が格段についたことで、その後のカナダでのワーホリ生活がグッと楽になりました。短期間でも集中すれば、英語力は大きく伸ばせると実感しました。


STEP2:カナダで大学付属の語学学校【2ヵ月】


大学付属ESLを選んだ理由
フィリピン留学で基礎力を鍛えた後、私はカナダ・トロントの大学付属の語学学校 に2カ月通いました。
大学付属ESLの特徴(普通の語学学校との違い)
- 大学のキャンパス内にあり、現地の大学生と同じ施設を使える
- アカデミックな内容が多め(政治、経済、宗教、社会問題等・・)
- インプットよりもディスカッションやプレゼンが多く、課題も多い
- 成績管理が厳しい。課題提出・プレゼンなどの点数制で、期末に合格点に達しないと終了証がもらえない。
しっかり英語力を上げたいと思っていたのと、現地の学生とも交流できたらいいなと思い、大学付属のESLを選びました。
実際に行ってみると、現地の大学進学を目指している人も多く、全体的に勉強意欲の高い環境だったのが印象的でした。
授業スタイルと伸びたスキル
大学付属のESLは、一般的な語学学校よりもしっかりとしたカリキュラムが組まれており、授業の内容も実践的。課題が多くとても大変ではありましたが、結果的に、英語力の飛躍的アップに繋がりました。
特に役立ったのは、次の3つのポイント。
- プレゼンテーションやディスカッションが多い
授業内に必ずディスカッションする時間があるほか、週に何度かは一人5分以上のプレゼンテーションの時間もありました。最初は作った原稿を読み上げていたのですが、慣れていくうちにメモを少しだけ見ながら、アドリブで話せるようになりました。
- リーディング力が飛躍的に向上
毎日の宿題で、英語の難しい本(グローバル経済的な内容・・)を10~20ページ読むという課題があり、ほぼ全く分からず半泣きで辞書を片手に読んでいました。ただこのおかげで、英語を読むことに慣れてボキャブラリーの幅もかなり増えました。 - ライティング力(文章力)の強化
エッセイを書く課題やテストが多く、英語で論理的に文章を構成する力がつきました。これは後のTOEICにも大きく貢献しました。
思い返すと大学付属学校では、先生が「英語を教える」ということはほとんどなく、課題やテーマについて議論や発表をするために自分で英語を調べ、学び、実践で身につける、という勉強スタイルでした。
この2カ月間で、単なる日常会話だけでなく、より活きた英語を身につけることができました。おかげで、この後のワーホリでの仕事探しもスムーズに進めることができたと思います。
STEP3:カナダでワーホリ(ローカルカフェ・レストラン)【8ヵ月】
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語学学校を卒業した後、早速仕事探しを開始。
仕事探しの方法は、現地のWEBサイトでの求人チェックと、実際に街で求人の紙が貼ってあるお店に直接飛び込むという2通りの方法で行いました。
最終的に、WEBで見つけたローカルカフェの求人に無事に合格。カナダでの仕事がスタートしました。
カフェでの仕事内容
私のカフェでの仕事は、だいたいこのような感じでした。
- レジ係(接客対応、商品の販売、電話対応)
- パティシエ業務(キッチンでのケーキやスイーツ作り)
- 備品チェック・補充等
- 店内の清掃
仕事で学んだ英語とコミュニケーション
最初の頃はネイティブのスピードについていけず、学校で習う英語とリアルな生の英語のギャップにとにかく必死な毎日。
お客様の要望を正確にくみ取れずに失敗したり、ネイティブの同僚と衝突したりして落ち込むことも多々ありましたが、毎日生の英語に触れることで、段々と実際の会話スピードに慣れていくことができました。
この8カ月の経験は、単なる英語学習にとどまらず、「英語で働くことが当たり前の環境」に身を置くことで、サバイバル的に英語を身につけることができた貴重な機会になりました。
STEP4:カナダで語学学校2(TESOL・英語教授法)に通う【1ヵ月】
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TESOL(英語教授法)とは
ワーホリでの仕事を終え、次に挑戦したのがTESOL(英語教授法)のコース でした。英語での生活に慣れてきた頃、「英語をただ話せるだけでなく、将来的に英語を教える仕事にも興味がある」と考えるようになったのがきっかけです。
TESOLは英語を第二言語として学ぶ人に教えるための資格。ネイティブだけでなく、ノンネイティブの英語学習者にも開かれており、特に「英語力を伸ばしたいけど、語学学校にもう一度通うのは物足りない」という人にはぴったりの選択肢です。
TESOLコースの内容と学び
私が受講したのは4週間の集中コースでした。主な学習内容は以下のようなものです。
- 英語の発音や文法を論理的に理解する方法
- 効果的な英語の教え方(授業の組み立て方、指導法)
- 実際の模擬授業(ペアワークやグループワーク)
TESOLコースでは、実際に「英語を教える練習」も行っていきます。
英語を「教える」ことを学ぶことで、今まで何となく使っていた表現や文法の理解が一気に深まりました。「なぜこの表現を使うのか?」と考えることで、自分自身の英語の理解力も格段にアップ。
「英語力を中上級レベルから、さらに上級までアップしたい」と考えている人には、TESOLコースは非常におすすめです!
STEP5:自分でひたすらTOEICの勉強【1ヵ月】


いよいよTOEIC対策スタート!
TESOLのコースを終え、カナダでの生活も残りわずか。ここで私は「TOEIC900点を取る」というゴールに向け、最後の1ヶ月をTOEICの勉強に全振りしました。
もともと私は英語初級レベルからスタートしており、TOEICのスコアは500点程度。
ですが、これまでの語学学校や仕事で実践的な英語力を身につけたことで、「あとは試験形式に慣れること」が一番の対策と考え、戦略的に学習を進めることにしました。
図書館でTOEICの勉強本を片っ端からやる
カナダの図書館にはさまざまなTOEIC対策本が揃っていたので、まずは高得点者向けの単語集を片っ端から学習することに。
すでに日常生活で使う英単語はほぼマスターしていたので、TOEIC用の専門的な単語やフレーズを頭に入ることに専念しました。
ちなみに、カナダ・トロント中心部にある公共図書館はとても広くておしゃれ。快適に勉強できるので、たくさんの学生やビジネスマンが読書や勉強をしています。トロント留学生活では必須のおすすめスポットです。


TOEICの模試をひたすら受ける
さらに、試験環境に慣れるため、同じく図書館で借りてきたTOEIC公式問題集を週に1~2回ほど、本番と同じように時間を図って解きました。
模試で特におすすめなのは、エージェントが行っているTOEIC公開模試。
トロントでは、TOEIC対策を無料、または格安で行っている日系エージェントがいくつかあったので、ネットでそのようなエージェントを探して申込みました。
最初の模試では700点台でしたが、何度も受けるうちに徐々にスコアが上昇していき、着実に英語力がアップしていくのを感じました。
ついに念願のTOEIC900越え達成!
そして1カ月後、トロントの会場でTOEIC試験を受講。模試練習のおかげで、本番でも冷静に試験に挑むことができ、ついに念願のTOEIC900越えを達成しました!
たった1年と少し前まで英語初級レベルだった私。
まさか本当にこの短期間でTOEIC900点を取ることができるなんで、自分でも本当に驚きでした。
迷っているなら行動を!アラサー・英語初級でもここまで変われる


たった1年2ヵ月で英語初級レベルからTOEIC900点を達成した私ですが、それ以上に自分にとって大きかったのは、「英語を話せるようになった」ことで広がった世界 でした。
もし、この記事を読んでいるあなたが、「社会人だけど留学やワーホリに行くべきか迷っている」「英語ができないから不安」と思っているなら、迷うくらいなら、ぜひ行動してください。



私も実際に飛び込んでみたら、人生が大きく変わりました。
英語が話せるようになり、キャリアの選択肢が増えて自信もつきました!
年齢や英語力を理由に諦めるのはもったいないです。
「行こうか迷っている」という気持ちがあるなら、それはすでに行きたいという証拠。勇気を出して一歩踏み出せば、1年後には想像もしなかった景色が見えているはずです!
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